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化粧品輸入代行に依頼するときの注意点

「海外で見つけた商品を輸入したい」と思っても、化粧品には薬事法による規制があり、輸入するのはとてもハードルが高いです。 そんなときに役立つのが化粧品輸入代行サービス。 輸入経験が全くない初心者でも大丈夫! 商品の購入、通関業務、海外メーカーとの交渉、配送手配、納品まで丸ごと委託できてしまいます。 ここでは、輸入代行サービスを利用する前に知っておくべき注意点をお伝えします。

どのくらい輸入費用がかかるのか明確にしましょう

化粧品輸入代行は会社によってサービス・料金が大きく異なります。 丁寧にサポートする代わりに高額の費用を受け取る会社もあれば、安価だけど最低限の輸入・通関手続きしか代行してくれない会社もあります。 まず、どのような会社に依頼したいのか明確にし、その上で目的に沿ったサービスを提供してくれる会社を選びましょう。 見積もり依頼をする際は、明細も受け取ってください。その費用が適切か判断する材料になります。なかには、サービス内容に見合わない法外な料金を請求してくる会社もあります。そのような会社にだまされないためにも、各工程にどのくらい費用がかかるかを把握しておきましょう。

依頼するときは成分表(フォーミュラ)を用意しましょう

検査には費用も時間もかかります。 事前に成分表を提出すれば、机上判定で検査不要なものがわかります。また最適な検査を選ぶこともできます。成分表がない場合、すべてを検査する必要があるため、費用が高額になります。 残念ながら、サンプル現物だけでは、そこにどんな成分が含まれているかはわかりません。 依頼する前に、海外メーカーに問い合わせて成分表を入手しておいてください。 また過去に検査済みであったり、輸入実績があったりする場合、その資料もご用意ください。検査費用を削減できます。

その商品を輸入して利益が出るか、よく考えてから依頼しましょう

輸入費用は、予想よりかかる可能性があります。 どんなに海外で流行している商品でも、日本で売れるかどうかは、実際に販売してみないとわかりません。 リスクを減らすには、初期費用を減らす必要があります。 化粧品を輸入するには、通関費、輸入関税、輸入消費税、輸送費、輸送保険費、運送費、決済関連手数料、検査料など様々なコストがかかります。 輸入代行費も含めたコストすべてをカバーした上で利益が出る料金設定ができるのか。 化粧品ビジネスで成功するには、その見極めが非常に重要となります。

● 満足いく化粧品輸入をするには、自社に合ったサービス選びが大事!

化粧品輸入代行を行っている企業は複数あり、それぞれ特徴があります。 丁寧なサービスを提供する会社もあれば、安価だけど許可業務・輸入実務だけしか行わない会社もあります。 専門業者のなかには自社でやりたい工程と代行会社に任せたい工程を自由に選べる会社もあります。すでに貿易経験などある会社は、成分検査などだけを委託するのもいいかもしれません。ぜひ自社に合ったサービスを選びましょう。 最後に、化粧品輸入にはトラブルがつきものです。 例えば、海上輸送の際、緩衝材を使わずに商品を詰めていたり、カートン箱の強度が弱かったりして、商品がつぶれていたというのはよくある話です。 納品時や輸送中に事故に遭うこともあります。 代行会社は輸入の手配はできますが、流通を保証することはできません。 あらかじめ貿易保険や損害保険に加入して、トラブルに備えておきましょう。