「自社ブランドの化粧品」を開発・製造する方法
化粧品販売に携わっている方で、「自社ブランドの化粧品」を開発・製造してみたいと考えていらっしゃる販売元は少なくありません。その場合、大きく分けて①自社が製造販売元になり、自社工場で商品を製造する②自社が製造販売元になり、受託会社で商品を製造してもらう③自社が小売りを行い、受託会社に商品の製造をしてもらうとともに販売元となってもらう、という3通りの方法があります。しかし自社工場による製造・販売を行えるのは、多額の資本を有する大手のみでしょう。自社ブランドの化粧品を少ない資金で市場に提供したいと考えている方にとって頼りになるのが受託製造(通称OEM)業者です。
コストを抑えたオリジナル化粧品の開発
OEMとは、取引先相手が販売しようと考える商品の企画・開発・製造の委託を受けた業者が代わって行うビジネスのことで、化粧品販売会社の多くがOEM業者と提携しています。化粧品の研究所と製造工場を所有しているOEM業者を販売パートナーとすることによって、コストを抑えられますし商品製造におけるリスクを減らすことが出来るためです。オリジナル商品製造に掛かる費用に関しては、OEM業者の中で事前相談を受け付けてくれるところも多いので利用してみるのも良いでしょう。業者によって異なりますが、石鹸などの安価な商品であれば5万円程度、化粧水も6万円程度からの費用で開発・製造を請け負ってくれるところもあります。
OEM業者は化粧品の開発・製造における経験と技術を蓄積しているため、どのような化粧品を安価に作りたいか?というイメージを伝えるだけで(もちろん綿密な打ち合わせは不可欠ですが)オリジナル商品を開発してくれます。またOEM業者に委託することによって「化粧品製造販売業」の許可が不要になることも、手間や人員を考えれば大きなメリットと言えるでしょう。